生産施設
エクセディエコ植物工場
株式会社エクセディ電設様の植物工場プロジェクトにおいて、建築に携わりました。自動車部品製造で高い技術力を有する親会社の株式会社エクセディ様、その寝屋川工場の敷地内に建築しました。
INFORMATION
- 所在地
- 寝屋川市木田元宮
- 構造
- 鉄骨造平屋建て
- 竣工
- 2016年5月
- 用途
- 工場(植物工場)
- 延床面積
- 163.33㎡
- 備考
- ─
完全密閉の
太陽光と人工光の
併用型栽培室
植物工場とは、建物の内部で野菜などを生産する施設です。「エクセディエコ」では、完全密閉の人工光(LED)利用型栽培室と太陽光と人工光の併用型栽培室の二つの種類の部屋で、水耕栽培が行われています。
天候に左右されない植物工場施設
天候に左右される露地栽培とは違い、植物工場では、施設内の温度・光・CO2・培養液などの環境を自動制御し、植物にとって最適な状態に保ちやすく、季節や天候に左右されることがなく野菜を計画的に安定して生産できます。建設計画では、環境条件をコントロールするため、電気設備・空調設備に高いレベルが求められます。
LEDの色(波長)によって野菜の味や生育が変わるそうで、日々データ収集が行われ研究が進んでいます。精密な加工技術が必要とされる同社の工業製品も、気温や湿度などが加工精度に影響するそうで似ているところがあると、つくるものが変わっても変わらぬ技術者魂があふれていました。
現在は「フリルレタス」の栽培が行われ、すべて食品スーパーなどの出荷先が決まっているようです。