オフィス・商業施設
CONOBA香里ケ丘
枚方市香里ケ丘のけやき通りに面した商業施設、CONOBA(コノバ)香里ヶ丘様の新築工事を行いました。けやき並木を見ながらオシャレなフレンチや中華料理、カフェでランチやディナーを楽しめるだけでなく、医療や美容、カルチャー施設も併せ持つ複合施設です。手作り市、野菜市をけやきマルシェとして、毎月イベントを開催されています。豊かで健康的な時間を楽しむ、おしゃれで高品質なライフスタイルセンターをコンセプトに、様々な年代の地域の方々に多く利用していただける施設をめざし、オープンモールの設計を行いました。
INFORMATION
- 所在地
- 大阪府枚方市
- 構造
- 竣工
- 用途
- 延床面積
- 備考
様々な年代が集まれる、
地域の中心施設
香里ヶ丘の地域の中心施設として、人々のコミュニケーションの「場」を提供するライフスタイルセンターとなるよう、「人」を中心とした温かみのある施設内容としました。1階には商業施設、2階にはクリニックとカルチャーセンターを備えています。高齢化や人口減少は日本社会に共通する流れですが、この地域には、比較的若い世代の人口流入もあります。地域活性の一助となるべく、多様な世代が交流するライフスタイルセンターという新しいタイプの複合商業施設の運営を試みました。
施設の建設から、コンセプトに沿ったテナント誘致を実施。
今回は、商業施設建設・運営プロジェクトで、敷地を賃借し、建物を自力建設したうえで各テナントに賃貸する計画でした。地域分析から始め、商圏人口や地域構造分析・類似地域との比較分析を行うなど、様々な視点から調査分析を行い、構想を具体化させていきました。分析の結果から、ナショナルチェーンのテナントによる大規模施設を避け、オープンモールスタイルで路面商店街感覚のヒューマンスケールをイメージの基本としました。地域住民が豊かで充実した時間が過ごせることをコンセプトに、核となるテナントにはカルチャースクールを誘致し、クリニックやこだわりの飲食店に参加していただきました。
施工の特徴
商業施設を建設し、運営するプロジェクトで、敷地を賃借し、建物を自力建設した上で各テナントに賃借する方式が取られました。コンセプトにあったデザインの商業施設の建設はもちろん、各テナント施設の誘致も十分考慮して行いました。
設計士の
コメント
ARCHITECT’S COMMENT
グランドオープンに向けて内装各社の調整が、今回一番難しい点でした。
施工にあたって、内装工事の監理面に苦労しました。テナントのニーズは業種により様々で、設計段階では表せないインフラ整備計画が複雑に絡み合いました。工程を調整することは、ゼネコンの得意とするところでありますが、決定しているグランドオープンに向けて内装各社の調整が、今回一番難しい点でした。
尾崎敏明
株式会社前田組設計部
一級建築士