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大阪成蹊大学・大阪成蹊短期大学 図書館棟7階音楽ホール 学校・教育施設
感性を育てる
コンサートピアノと
音響設備を備えたホール
- 所在地
- 大阪市東淀川区
- 構造
- −
- 竣工
- 2013年4月
- 用途
- −
- 延床面積
- −
- 実施内容
- 設計 施工
大阪成蹊大学様・大阪成蹊短期大学様では、113台のピアノと88の練習室を備えるなど、音楽教育にも力を入れられています。改修したホールには木を使用していますので、以前より音が響くようになり、音楽ホールとしての活用の幅も大きく広げることができました。「豊かな音楽表現活動」を実践できる人の養成を重要視し、ピアノの演奏技術の習得を全学的にサポートするなど、一層充実したピアノ教育を進めたいという学校様の要望にお応えできるつくりとなっています。

大阪成蹊女子高等学校様は、大阪成蹊大学様と同じ敷地内に建っており、美術棟の建替えには敷地の形に制限がありました。限られたスペースを最大限に活かすため、デッドが生じる空間には生徒さんの作品を展示できるスペースとして利用しました。また、各階ホールをはじめ、階段や踊り場には立体的な作品や絵画作品を掲示できる仕様とし、大きな絵なども掲示できるように配慮しました。



様々なシーンに合わせて使用できる多機能設計
ピアノの音を最大限に生かすために、ステージの形状や壁に取り付けた複数の調音パネルなど、設備面でも様々な工夫を行いました。また、音楽ホールの機能以外にも、様々な用途に対応できるよう、使いやすい多目的ホールの設計を試みました。舞台に張り出して花道を設置できるよう、取り外しができる可動式の座席を設けたり、照明器具や空調設備は環境に配慮した節電効果の高い機器を採用しました。LED照明によりホール全体が明るくなり、空調効率の良さも実感いただける設計となっています。